はなだより
H19年度 5月号
梅の花保育園 園長 廣岡 憲雄
  毎日元気に保育園の生活を楽しんでいます。


 新しいクラスで気持ちも新たに、お友達と先生との生活にもなれ1か月が経ちました。
 子ども達をご覧になり「大変成長をしたな。」と感じられたことと思います。
 元気よく日々を過ごす中で、お友達との遊びや、色々な学習を通して自分の為だけではなく
 お友達のことをも考え成長をしていくことに目標を置いて保育にあたっていきます。

 ある児童精神科の先生が今の子ども達に与え、
 育ててやりたいものは「他者に共感する気持ち」であると言われています。
 これは人間同士が、喜びや悲しみを分かち合う感性で、
 相手と一緒に喜び、また悲しむことができる感情を1人ひとりに育てていくことです。
 このような感情を子ども達はいつから学習をするのでしょうか。
 
 赤ちゃんは自分自身の顔を見たことはないのに、
 お母さんの意識や自覚された笑顔に対して笑顔で応えてくれます。
 この感情が人が生まれながらに持つ共感の感情であるといわれています。

 生まれて2〜3か月頃から、
 お母さんにできるだけそばにいて欲しいという欲求の表現をします。
 用事のため離れると泣いて引き留めるのがそのことなのです。

 次は、そばにいるだけではなく、喜ぶことを色々として欲しいと要求をします。
 一番多いのが『抱っこ』です。5〜6か月になると喜ぶことをしてもらう時に
 お母さんも喜んで欲しいと高度に分化した感情の表現に変わってきます。

 このように他者と喜びを分かち合うことで
 人間的なコミュニケーションへの感性や意欲が育っていきます。

 色々な感情は、全て体験を通して発達していきます。
 1日のほとんどの時間を保育園で過ごす子ども達をしっかりと育て
 このような感情を私たちは子ども達と共に芽生えさせていきます。

 でも最後はやはり『お母さん』です。


  クラス懇談ご出席ありがとうございました。


 1か月が経ったクラスの様子や
 クラス担任の保育の様子が感じられたことと思います。
 一年間頑張って保育に励みます。
 1日に流れにそって毎日過ごしていきます。
 
 1日のスタートにあたり、朝ご飯を食べ、気持ちよく保育園の生活ができるよう
 9時20分までに登園してください。
 全ての持ち物、衣類の記名の確認をしておいてください。

  
  いやなムシの季節になります。


 日常使用する虫除け剤は忌避剤としてディートが配合されている。
 使用禁止については日本ではほとんど野放しの状態です。
 「赤ちゃんでも安全。」と書いてあってもメーカーへの問い合わせでは
 「控えた方が良い。」と回答。
 保育園でも使用は控えたいのですが
 ご家庭の意見を尊重していきたいと思います。
 使用・不使用等については遠慮なく申し出てください。