はなだより
H20年度 8月号
梅の花保育園 園長 廣岡 憲雄
  夏本番

 連日大変な暑さが続いています。
 子ども達は元気よく、プール、水遊び、セミ取りなどに夢中になっています。
 急にたくさんの蝉 (クマゼミ)が鳴きだし子ども達は大喜びです。
 奇形の蝉も多く、公害か、地球温暖化のせいかと考えてしまいます。

 朝の爽やかな間に外へ出ようと誘っても、今までは
 「お部屋で遊んでいます。」とかわされてしまいましたが、
 セミがでてからは少し違うようです。
 網を持って飛んで出ていきます。

 こんなに身近に毎日、思いっきりセミが捕れる環境に育てば
 虫たちの命も、人の命も大切にしようというこころが
 無理に教えなくても、自然と育っていくと思います。

 園庭のきゅうり、薩摩芋、トウモロコシ、
 皆でどろんこの小さな田んぼに「キモチワルイ」と言って植えたお米も
 大きくなりました。

 蚊、毛虫も沢山います。
 毛虫は「触ってはいけない毛虫 」と言って本物を見せています。
 何処にいるかと言うとサクランボの木、柿木、リンゴの木、榎木にいます。
 見つけた場合は駆除と下に白線を引きます。ご注意下さい。

  保育参観ご出席頂き有りがとうございました。

 日頃、保育園で子ども達の過ごしている様子を
 観て頂けたことと思います。

 今回は日頃の保育そのものを観て頂く参観でしたので、
 中には子どもの普段の様子が観られると期待して参加され、
 保護者を見つけて甘えてしまったり、固まってしまったりとなり、
 残念だったと感じた保護者の方もおられることと思います。
 アンケートを参考に次の参観には、
 期待される様子をご覧頂けるよう考え、
 参観日の計画を立てたいと思います。

 製作に保護者が参加し、子どもと一緒にしたクラスもありました。
 保護者の方が手を出し過ぎる場面もありました。
 ご家庭での子どもへの干渉の仕方が少しは見えましたが、
 楽しく参加できたでしょうか?

  夏に流行る病気(感染症・感染性疾患)について

 とびひ:
 普段皮膚に住みついているブドウ球菌の感染です。
 容連菌の時もあります。
 最近のとびひはなかなか治らないようです。
 抗生物質が効きにくいので、中途半端に治療をやめないことが大切です。
 鼻の内側に菌が沢山います。鼻の内側の小さな傷は要注意です。
 皮膚科の診断を受け、治療をしてもらい
 軽い場合は、カットバン等で被い、
 ひどい場合は他のお友達に感染しますので登園はできません。

 保育士は、他のお友達にうつす危険性があるので治療はできません。
 汗をかいても保育園ではシャワーをすることや水遊び、プールには入れません。
 ご家庭では、皮膚や爪のなかに沢山菌がいるので爪を切り、
 手や爪を石けんで良く洗いましょう。

 
 プール熱
 アデノウイルス感染症です。
 5〜6日の潜伏期後40度前後の高熱が続きます。
 のど痛、頭痛、食欲不振、吐き気、下痢、嘔吐などがあり、
 目やに、目の痛み(結膜炎)があります、。
 感染力が非常に強く直ぐにお友達にうつります。
 登園は、症状が無くなり2日経過するまでは出来ません。


 ヘルパンギーナ:
 夏かぜの一つと言われています。
 ウイルスによる感染症です。突然発熱し、40度前後の熱が出ます。
 小さな口内炎が出来ます。手足口病の場合もあります。
 熱が下がれば登園出来ます。


 子どもが病気になれば仕事を休まなければなりません。
 ご家庭で子ども達の健康状態を十分観察して頂き、感染症を防ぎ、
 他のお友達にも感染させないようお互いに気をつけて
 日常生活を送って下さい。

 色々な感染症に罹れば治癒証明が出なければ登園出来ません。
 ご理解の上ご協力頂きますようお願いいたします。


 先日
 「プール券に記入する〇×のみで判断し、
 視診をしないでプール・シャワーをさせるのではないでしょうか。」
 という質問がありました。
 
  しっかりと視診し、お友達に感染しないよう十分注意をしていきます。
 また、感染症と疑われる場合は、保護者にお迎えの時に連絡し、
 診察を受けるようお伝え致します。

 疑問に思うこと・困ったこと・解らないことがあれば、
 担任・主任・副園長・園長までおたずねください。
 または、メールでお願いします。