らごら



浄徳寺 住職
廣岡 憲雄

月報 「らごら」5月号より抜粋

 サクランボ
 今年も保育園のお庭にサクランボがいっぱい実を付けました。
 残念なことは、連休中にちょうど食べ頃になり、保育園の子どもたち皆の口に入りませんでした。
 いっぱいなった実の半分が、鵯に食べられてしまいました。
 追っ払っても追っ払っても、人間の様子を見ながら屋根、周りの木、電線にとまりおらなくなれば実を取りに来ます。昨年と変わったことは、花が満開になった時期が少し早く、お彼岸の前でした。だんだんとその時期が早くなってきているように感じます。地球温暖化のせいでしょうか?。最近の日本を含め世界の国々では、物が有り余っているように思います。非常に贅沢になり、辛抱をすることがなくなり、欲しい物が何でも手に入る時代です。そのような中で、子どもたちには、『もう少しで赤くなって食べられるから、待っていてね。』と辛抱させました。子どもたちに美味しいサクランボの実をとおして、目の前の欲しい物を見せて、辛抱することを教えています。
永代経法要のご案内
5月16日(日)
午後2時より
法話:小泉 信了師
 ギターを弾きながら楽しくお話をしてくださいます。
永代経とは、『永代経』というお経があるのではなく、私たちのお寺が永代にわたって続き、いつまでもお経が絶えなく続いていくことを願ってお勤めされる『法要』のことです。また、永代経の懇志は、ご縁をいただいたお寺が、『子々孫々すえながく伝わるように』との思いであげられる懇志です。記念になり、末永くお寺に残る仏具などを納めさせていただきます。

 お誘い合わせて、ご家族の皆様、お友だちとお参りいただきますようお願い致します。

 お浄土へ還った姉
 4月3日にお浄土へ還らせていただいた姉、
ご門徒の皆様の所へお参りさせてもらった時に「寂しくなられたでしょう。」と訪ねられます。再生不良性貧血という難病と長い間上手につきあって、最後は二次性白血病という診断でした。お寺に生まれ、保育園で過ごした一生が姉にとって一番よかったのではないかと思います。たった一週間あまり寝込んだだけの人生の締めくくりでした。3月・4月という忙しい時期でしたので、いまだに朝座敷に行くと、そこにいるように思います。ただ最後に、言葉がかけられなかったことが、心残りです。
梅華院釋尼窓月(本当は、尼は付けない)の満中陰は五月二十二日(土)午後四時より本堂でお勤めいたします。お参りいただきますようご案内致します。本来は二十一日(金)なのですが、平日でもあり、親鸞聖人のお誕生日(降誕会)で、保育園ではこの日に「お花まつり」を行います。そこで翌日にゆっくりと満中陰のお勤めをということになりました。 
バス日帰り研修旅行
☆御影堂修復工事見学・ツツジの名勝庭園・新撰組ゆかりの地を訪ねて☆というタイトルで阪神南組の研修旅行を計画しています。

  日 時:5月31日(月)
  場 所:本願寺・智積院等
  参加費:\5,000です。
  集 合:午前7時45分
 申込み:5月16日(日)
     浄徳寺まで。
たくさんの参加をお待ちしています。
一万人大会ご案内
  平成16年10月31日(日)
  神戸 ウイングスタジアム
  『聞こう伝えよう阿弥陀様の心』
  午前10時から、午後4時まで

バスで参加します。親鸞聖人のみ教えを慕い、たくさんの同朋と共にお浄土に生まれる喜びを体験しましょう。
費用 \3,000 弁当付き
 できるだけたくさんの方の御参加をお願い致します。