浄徳寺トップ らごら What is Buddism? Temple Story
浄徳寺 住職 廣岡 憲雄 月報 「らごら」7月号より抜粋 |
雨だ |
雨は、欲しい時、欲しい所には降らず 必要な時にいるだけ降ってくれたらと何時も思います。 自然は人間にとってとうてい理解出来ないし コントロールも出来ないものです。 保育園に来ていたお友達が小学校へ入学の時期に 新潟の十日町に引っ越し地震に遭いました。 そして冬には大雪、梅雨には大雨と小さなこころに 大変大きな自然災害を三つも短期間に経験しました。 今は元気よく小学校へ通学しています。 人はそれぞれ色々な生き方をしていきます。 人間は大変弱い動物です。悩みや苦しみを持ち生きています。 仏教では、生老病死が苦しみの根本といわれています。 『生まれてきたからには、年をとり、病気にもなり 必ず死ななければならない』と仏様は説かれています。 人として生まれてきたからには絶対に避けて通れない苦しみなのです。 この私が求める世界、それは死ぬことのない世界であり 永遠の命を頂く世界であるとするとその世界がお浄土なのです。 私たちは限りあるこの世の命が終わり阿弥陀様のおられるお浄土に 永遠の命を頂き生まれさせて頂いて 初めてすべての苦しみから解放されるのです。 お浄土には自分の力で往くことはおそらく出来ないでしょう。 念仏は、阿弥陀様の『私の願いは、あなたを必ずお浄土に生まれさせて仏にしよう。』 という大きな願いと働きです。 正信偈を『帰命無量壽如来:::』とお勤めする時「阿弥陀様におまかせをします。 お浄土に生まれさせて頂くことはなんとありがたいことでしょう。」と素直に受け取り その呼びかけに答えるお念仏をもうさせて頂くことが すべての苦しみから解き放たれることです。 では、お浄土で合いましょう< 。 |
もうすぐお盆が来ます |
おぼんは「盂蘭盆経」の説話による行事です。 我が子への愛ゆえに餓鬼道に落ちた母を思い 苦悩する目連尊者の救済の説法です。 説法を通して暑い8月に、ご先祖が真実の『法』『お念仏』に出会われた喜びを 今の『私』に伝えてくださる時なのでしょう。 そして『しっかりとあなたも仏様の教えに耳を傾けておくれ。』と望んでおられます。 仏壇で手を合わせ、お墓に参り、お寺のお盆の法要にお参りし しっかりと自分の生きる道を考える時でもあります。 民間信仰によるとご先祖が わが家に帰ってくるという事も何かほのぼのとします。 |
おぼんの法要のご案内 |
十三日(土)午前十時 八月 十四日(日)午前十時 十五日(月)午前十時 いずれの日も午前十時に法要を始めます。 過去帳(位牌)をお持ちください。 お墓参りも兼ねご家族でお参り下さい。 今年初盆をお迎えになるご家庭は 十三・十四・十五日の午後にご家庭へお参りさせて頂きます。 お参りの日時のご案内は別のご案内で致します。 十一日までは月参りは致しますが、法要にお参り出来ない方で 八月一日から十一日までの間に おぼんのお参りをお願いされる方はご連絡下さい。 十六日以降のお参りは、祥月命日以外はお休みをしますので おぼんの法要にお参り下さい。 |
浄土真宗では、お盆でも 他の色々なことについても迷信俗信に関わることは氣にしないで 教えに従い正しく進めます。 不安・悩みがあると思います。 しっかりと聴聞し心を強く安心して信心し、前向きに進みましょう。 |