浄徳寺トップ らごら What is Buddism? Temple Story
浄徳寺 住職 廣岡 憲雄 月報 「らごら」9月号より抜粋 |
爽やかな秋が近くまで |
とうとう夏が終わりました。 年々暑くなるような気がしますがいかがでしたか。 私たちは気ままなもので、常に逆の条件 「暑いと寒い方が良い。」等を求める傾向にあります。 今年も台風の当たり年です。十四号まで発生し いくつかが日本に来て、大きな被害をもたらしました。 昨年は、殆どの台風が同じコースを通り大きな被害をもたらしました。 アメリカでは非常に大きなハリケーンにより 未だに被害の状況が分からないようです。 九月十一日はアメリカにとって、また世界各国にとっても 忘れてはならないあの非情なアルカイーダによる 航空機をビルに突入させる爆破テロのあった日です。 人を人と思わない彼らの思想に負けてはなりません。 生きていく限り色々な事件があります。いつも悪いことばかりとは限りませんが 良いことはすぐに忘れてしまいます。そして記憶に残っているのは悪いことばかりです。 私達は、阿弥陀如来の「救わずにはおれません。私にまかせなさい。」 と言うことに心身を任せましょう。 |
報恩講法要のお知らせ |
親鸞聖人のご遺徳を偲ぶ法要です。 本願寺では、御正忌報恩講と言って一月に勤められます。 末寺ではそれより前に各寺で報恩講法要が勤められます。 お寺で行われる法要のなかで、真宗門徒にとって一番大切な法要です。 十月二十三日(日) │ 午後二時より ご家族で揃ってお参りください。 法要にあたり、今年ご法事をされた方、少し先にされる方で 法要にお参りされる皆さんにお配りする「粗供養」をお供え頂けます方は お申しでください。 準備はご自身でして頂いてもいいですし、お寺の方でもさせて頂きます。 よろしくお願いいたします。 |
秋と言えば お彼岸 です。 |
この世を此岸、一般にあの世を彼岸と言い亡きご先祖を偲び 法要を厳修し、お墓参りをし、気持ちをすっきりさせ いずれ還らせて頂くお浄土に憧れを持ちます。 お墓参りには、火に十分ご注意ください。 蝋燭、線香の消火を確認しお帰りください。 紙等を燃やして点火しないよう、ご注意ください。 |
中国を訪れて。 |
長年の夢であったシルクロードの旅に 尼崎国際交流協会の鞍山訪問団の一員として参加することが出来 九月二日から七日まで、敦煌に三日間、鞍山市に二日間滞在し 交流とシルクロードの散策をしてきました。 敦煌(トンコウ)では、バスでゴビ砂漠の中を400q程を一日中走って 唐時代の鎖陽城、巨大石窟楡林窟を見学 翌日は巨大石窟莫高窟、漢時代の関所・玉門関と長城(城壁) 夕方鳴砂山・月牙泉を見学し、砂漠の中でらくだにも乗りました。 両日とも一日十二時間以上の行動でした。 唐代に玄奘三蔵が、大変な苦労をして正しい仏典を求め 孫悟空等をお供に連れ、インドへ旅立ち目的を果たして十七年ぶりに帰国後 教典の漢訳をはじめ、研究に励まれました。 シルクドーロと聞くとすごくロマンチックな響きと憧れを感じます。 実際に旅をすると果てのない砂漠が延々と続き ぎらぎらと照りつく乾燥地帯をオアシスからオアシスまで三日間以上をかけ 当時の人々は黙々と歩いたのだろうと感じました。 今の私たちに不足しているのは辛抱強さと困難に立ち向かう チャレンジ精神ではないでしょうか。 次回にはもっと奥地を歩いてみたいと希望がわいてきました。 鞍山市では、副市長、(市長は公務で出席出来ず)外事部の部長 通訳等の歓迎を受け、晩餐会、翌日の昼食会の招待を受け楽しく過ごしました。 |